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発達障害
発達障害とは生まれつきの特性であり、病気とは異なるため治ることはありません。しかしながら、特性をしっかりと把握し、自覚することでその程度は軽減することができます。
発達障害の特性として、ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)、LD(学習障害)、チック障害及び吃音症などがあげられます。生まれつき脳の一部の機能の障害により、様々なタイプがあり、個人差が大きいという点が発達障害の特徴ともいえます。
発達年齢に見合わない多動・衝動性あるいは不注意、またはその両方の症状が7歳までに現れます。学童期の3~7%、女性より男性が数倍多く、また男性は青年期にかけて落ち着くことがありますが、女性は年齢を重ねても変化しないとの報告もあります。
ADHDは、不注意でぼんやりしているように見える子と多動、衝動性が目立つ子がおり、真逆の様相を示します。我慢が足りず怠けているように見られがちですが、実際は日々集中したり、活動するために沢山のエネルギーを費やしている。本人を責めるのではなく、周囲の理解や余裕のある目標設定が必要です。
自閉症、アスペルガー症候群、そのほか広汎性発達障害が含まれます。100人に1~2人程度存在するとの報告があります。典型的な特徴として、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害及び興味や行動のこだわりのの三点が挙げられます。
ASDは寡黙の子もいれば逆に多弁の子もおり、特性に決まった形はありません。一般的な発達(定型発達)との違いが見られ、その違いから社会生活に困難が生じている状態をいいます。
全般的な知的発達に問題は見られませんが、読む、書く、計算するまたは推論する等の特定の事柄のみとりわけ難しい状況が見られます。全体の2~10%存在するといわれており、読みの困難は男性が女性より数倍多いとの報告もあります。
LDは知的障害や勉強嫌いとは違い、特定の能力習得だけが困難な状態であります。また、集中力が続かなく勉強ができないはADHDの可能性もあり、判断が難しです。
療育
療育(発達支援)とは、障害のある児童やその可能性のある児童に対して、社会的に自立することを目的として
ぽこぽこの療育は、ペアレント・トレーニングを
ペアレント・トレーニングとは、保護者が子供の行動を観察して障害の特性を理解したり、障害の特性を踏まえた褒め方等を学ぶことにより、子供が適切な行動を獲得することを目標としています(厚生労働省)。発達障害のある子供と保護者の関係を良好にし、親子ともに自信を取り戻して、子育てが楽しくなるように開発された家庭向けのプログラムです。
ぽこぽこでは、ペアレント・トレーニングを
発達障害のある子供と保護者の関係を良好にし、親子ともに自信を取り戻し、楽しく子育てができるように、開発された家庭向けのプログラムです。厚生労働省の児童発達支援ガイドライン等においても療育の基本とされています。
スモールステップとは、目標を小さく分けて設定し、その目標をひとつずつ確実に達成し、最終目標を目指していくことです。
ペアレント・トレーニングと組み合わせることで、更に効果を発揮します。まずは今できることから始めて、できたら褒めるを繰り返し、自己肯定感を高めていきます。
SSTとは、社会(ソーシャル)の中で生きていくために必要な技術(スキル)を訓練(トレーニング)していくことです。